当記事では、那覇市首里の住宅地にぼつんとある珍しい石造りのダム、金城ダムをご紹介しています。
首里城のすぐ近くにある小さなダムの周りはお散歩にも最適で、敷地内には無料の展示室もあります。地元の方の憩いの場にもなっている不思議なダムをごらん下さい。
*2018/4/6 金城ダムの近くにあるケーキ屋さん情報を追記
*2018/11/7 駐車場情報を追記
金城ダムとは?
金城ダムは沖縄県が管理している*治水ダム。
ダムの本体は琉球石灰岩できており、近くにある世界遺産の首里城の石垣を模した作りが特徴的なダムです。間近で見ると本当にお城の城壁のように見え、どこかの城跡にきたような気分になります。
住宅街のど真ん中に位置しており、近隣住民の憩いの場としても有名で、お散歩コースにもピッタリのスポット。
ただ散歩をしていると目につくのが、沖縄名物「ハブ注意の看板」。
実際には毎日散歩をしている人でも2,3回しか見たことがないという情報がありましたが、生息していることは確かなようですので、お散歩の際はお気をつけ下さい。
*治水ダムとは
治水ダムはダムの中でも治水(洪水などの水害や土砂災害から人の生活を守るための事業)に特化したダムのことで、水道の供給や水力発電などは行わないダムのこと。
金城ダム管理所(展示室)
金城ダムには、敷地内に金城ダム管理所(展示室)が併設されています。
展示室は無料で開放されており、館内にはダムの工事中の写真や子供も楽しいダムの動きがわかるくるくるパネル、キジムナーシアター(金城ダムの成り立ちや役割がわかるビデオ)などがあり、金城ダムの歴史を学ぶことが出来ます。
お散歩コース

展望台に登る階段
お散歩は金城ダムの駐車場に車を止めた後、池の周りをぐるっと一周して30分程。
ひっくり歩いていると池にはたくさんの魚やあひるが、石垣の上には大きな鳥の姿も。ダム周辺は公園として整備されています。
途中に東屋(休憩所)や展望台などもありますが、展望台は階段の前も草だらけであまり人が立ち入っていないように感じました。
そのため、このあたりは特に「ハブ注意」かと思われます。
またところどころ石造りの階段があるのですが、この階段、急な角度と一段一段の高さがありとても疲れます。
私のような運動不足は、次の日にはふくらはぎがパンパンになってしまいました。
高齢者の方や小さなお子様には少し危険な階段のように感じましたので、一緒にいく方は注意してあげて下さいね!

険しい階段
金城ダムの特徴
金城ダムは上池と下池の2つに分かれています。
なぜ2つに分かれているかというと、ダム湖の中央には”沖縄県指定文化財のヒジ川橋”が架かっていて、この橋を保存するためにあえてこの形のダムにしているとのこと。
上下のダムをつなぐ、ヒジ川橋の下のトンネル工事の際には貴重な文化財を壊さぬよう細心の注意が必要だったようです。
このヒジ川橋から首里城守礼の門までは1.8kmの道で続いていて「ヒジガービラまーい」と呼ばれています。
貯水池はかなり小さめでため池に近いですが、大雨の時などは一時的に水をためて洪水を防ぎ、雨が降らない時は溜まった水を流すことで川が枯れることを防ぐ等大切な役割を担っています。
ダムの形式は「重力式コンクリートダム」と呼ばれるのもので、コンクリートの重さで水をせき止める形式のダムです。
金城ダム施設情報
こちらは「金城ダム」の施設情報まとめです。
- 住所:沖縄県那覇市繁多川4-553-2
- 金城ダム展示室 営業時間:9:30-17:30
- *駐車場:有(無料28台[2箇所合計])[9:00-21:00迄]
- 電話番号:098-885-5210
- 休み:無し
- 入場料金:無料
- その他:トイレ有、施設内での飲食可、水飲み場有
金城ダムの駐車場はどこにあるの?
金城ダムの駐車場は無料駐車場が2箇所にあります。
- 一つはGOOGLE MAPでみると「金城ダム 公衆トイレ」と表示されるところにあります。
以前ご紹介した「デザートラボショコラ」さんの駐車場に入る道を挟んで反対側です。 - もう一つの駐車場は上記「金城ダムの特徴」の項目にある”金城ダム案内図の「P」のマーク”をみていただくとわかりやすいかと思いますが、ダム敷地内にあります。
金城ダム周辺地図
こちらは「金城ダム」周辺の地図です。
金城ダム巡りまとめ
- 金城ダムは首里の住宅街にある地域住民憩いの場でお散歩コースに最適。
- 滅多に遭遇することはないかと思いますが、お散歩の際には「ハブ注意」。
- ダムの見どころは珍しい石造りの首里城を模したデザイン。
近くにある首里城の後に行ってみると楽しいかも。
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