那覇市首里の住宅地にある珍しい石造りのダム『金城ダム』を紹介しています。
首里城のすぐ近くにある小さなダムの周りは散歩に最適で、敷地内には無料の展示室もあります。地元民の憩いの場にもなっているダムをご覧ください。
「駐車場」や「ダムカードの配布場所」「散歩コース」「ダムの特徴」などを紹介しているよ♪
金城ダムとは?
金城ダムは沖縄県が管理している*治水ダムです。ダムの本体は琉球石灰岩で出来ており、近くにある世界遺産「首里城」の石垣を模した作りが特徴的なダムとなります。
間近で見ると本当に城壁のように見えて、城跡に来たような気分になります!
住宅街のど真ん中に位置しており、近隣住民の憩いの場としても有名で、散歩コースにもピッタリのスポットですが、散歩をしていると目につくのが、沖縄名物「ハブ注意の看板」。
毎日散歩をしている人でも2,3回しか見たことがないという情報がありましたが、ハブが生息していることは確かなようですので、散歩の際はお気をつけください。
*治水ダムとは
「治水ダム」はダムの中でも治水(洪水などの水害や土砂災害から人の生活を守るための事業)に特化したダムのことで、水道の供給や水力発電などは行わないダムのこと。
駐車場
金城ダムには無料駐車場(2ヶ所)が用意されています。
金城ダム管理所(展示室)
金城ダムの敷地内には金城ダム管理所(展示室)が併設されています。
展示室は無料で開放されており、館内にはダム工事中の写真や子供も楽しいダムの動きがわかるくるくるパネル、キジムナーシアター(金城ダムの成り立ちや役割がわかるビデオ)などがあり、金城ダムの歴史を学ぶことが出来ます。
ダムカードの配布場所
金城ダムのダムカードは管理所入口の右側にある警備員待機所で配布されています。
散歩コース
散歩コースは金城ダムの駐車場に車を止めた後、池の周りをぐるっと一周して30分程。
ゆっくり歩いていると池にはたくさんの魚やあひるが、石垣の上には大きな鳥の姿も。ダム周辺は公園として整備されています。
途中に東屋(休憩所)や展望台などもありますが、展望台は階段の前も草だらけであまり人が立ち入っていないように感じました。そのため、この辺りは特に「ハブ注意」かと思われます。
また所々に石造りの階段があるのですが、急な角度と一段一段の高さがあってとても疲れます。私のような運動不足は次の日にはふくらはぎがパンパンになってしまいました。
高齢者の方や小さなお子様には少し危険な階段のように感じましたので、一緒に行く方は注意してあげてくださいね!
金城ダムの特徴
金城ダムは上池と下池の2つに分かれています。なぜ2つに分かれているかというと、ダム湖の中央には『沖縄県指定文化財のヒジ川橋』が架かっていて、この橋を保存するためにあえてこの形のダムにしているとのこと。
上下のダムを繋ぐヒジ川橋の下のトンネル工事の際には、貴重な文化財を壊さぬように細心の注意が必要だったそうです。
このヒジ川橋から首里城守礼の門までは1.8kmの道が続いていて「ヒジガービラまーい」と呼ばれています。
貯水池はかなり小さめでため池に近いですが、大雨の時などは一時的に水をためて洪水を防ぎ、雨が降らない時は溜まった水を流すことで川が枯れることを防ぐ等、大切な役割を担っています。
ダムの形式は「重力式コンクリートダム」と呼ばれるもので、コンクリートの重さで水をせき止める形式です。
金城ダム 施設情報
こちらは「金城ダム」の施設情報です。
金城ダム まとめ
- 金城ダムは首里の住宅地にある地域住民憩いの場で、散歩コースに最適。
- ダムカードは管理所入口の右側にある警備員待機所で配布されている。
- 無料駐車場あり。散歩の際はハブに注意。
- ダムの見どころは首里城を模した石造りのデザイン。
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