
この記事では、2020年10月完成予定で、我らが「琉球ゴールデンキングス」のホームコートとなる『沖縄市多目的アリーナ』について書いています。
「駐車場やアリーナの詳細な場所」「収容人数などの施設の規模を沖縄市体育館と比較」「施設の特徴」など、現在わかっている情報をわかりやすく画像つきでまとめてみました!*2019年9月27日最終更新
『沖縄市多目的アリーナ』とは?
目次
「沖縄市多目的アリーナ完成予想図 外観」「沖縄市ホームページ(仮称)沖縄市多目的アリーナ施設等整備全体計画調査業務報告書」より引用
『沖縄市多目的アリーナ』は2020年10月に沖縄市に完成を予定している「琉球ゴールデンキングス」のホームコートとなる施設です。
現在、琉球ゴールデンキングスは沖縄市にある「沖縄市体育館」をホームコートとして使用していますが、ここ最近Bリーグの人気が急激に上昇したことにより、収容人数が2,091人の沖縄市体育館はいつも満席でチケットの入手が困難になってきています。
今回新たに誕生する『沖縄市多目的アリーナ』は「沖縄市体育館」の”約5倍”となる10,000人を収容できる巨大施設となる予定です。
体育館は「競技をする側の人間」のことを考えて作られた施設でしたが、アリーナは「競技を観る側の人間」の視点に立って作る施設を目指すとのことで、完全に興行目的の施設(鑑賞、観戦を主な目的とした観客を集めることを目的とした施設)となります。
『沖縄市多目的アリーナ』を建設することで、沖縄市体育館を”興行試合などを行わない、元の体育館としての役割”に戻し、興行は全て新アリーナで行うという狙いがあるようです。
『沖縄市多目的アリーナ』が完成すれば【キングスのチケットが入手しやすくなる】だけではなく、観客のことを一番に考えて作られた”どこからみても試合が見やすい”会場でキングスの試合を観ることができるようになります!
ちなみに『沖縄市多目的アリーナ』では、2021年に行われる沖縄初開催となる「Bリーグオールスターゲーム」、2023年開催の「FIBAバスケットボールワールドカップ」の予選会場となることが決定しています。
またキングスの試合以外にも、その他スポーツイベントやアーティストのコンサート、地域の祭、避難施設など様々な利用が想定されています。
アリーナの指定管理者は「沖縄アリーナ株式会社(琉球ゴールデンキングスを運営する沖縄バスケットボール株式会社グループ傘下)」に決定しました。[2019年7月10日追記]
『沖縄市多目的アリーナ』の場所はどこ?

『沖縄市多目的アリーナ』の場所 © OpenStreetMap contributors, CC-BY-SA
『沖縄市多目的アリーナ』は沖縄市体育館と同じく「コザ運動公園敷地内」に建設されます。
上記画像のような位置関係です。画像の紫色で示した場所に駐車場が新設される予定となっています。
駐車場について詳しくは「『沖縄市多目的アリーナ』は駐車場が少ない?」の項目をご確認下さい。
『沖縄市体育館』と『沖縄市多目的アリーナ』の規模を比較
ここでは、琉球ゴールデンキングスの現在のホーム『沖縄市体育館』と『沖縄市多目的アリーナ』の規模を比較しています。
「沖縄市体育館」 | 「沖縄市多目的アリーナ」 | |
---|---|---|
観客席の数 | 2,091席 | 約10,444席 |
駐車可能台数 | 713台 | *1,665台(予定) |
敷地面積 | 約5,208m² | 27,711m² |
階数 | 2階建て | 6階建て |
上記の表をご覧頂いた通り「観客席の数」と「敷地面積」が【約5倍】となっています。
『沖縄市多目的アリーナ』は駐車場が少ない?
『沖縄市多目的アリーナ』周辺の駐車場「沖縄市ホームページ(仮称)沖縄市多目的アリーナ施設等整備全体計画調査業務報告書」より引用
規模比較の表を見てみると「沖縄市体育館」の駐車場可能台数713台に対し『沖縄市多目的アリーナ』の駐車可能台数は、既存の駐車場と合わせても2倍と少々の1,665台となります。
観客席の数が「沖縄市体育館」の約5倍となっているのに、この駐車台数で大丈夫なのでしょうか?
「沖縄市体育館」の場合、駐車場が満車の時などは「イオンモールライカムの駐車場」を臨時駐車場としていますが、『沖縄市多目的アリーナ』でも駐車場不足は既に懸念されていて、近隣の施設である「コリンザ(300台)」や「こどもの国(500台)」「コザ・ミュージックタウン(232台)」などの駐車場を臨時駐車場とする可能性が高いようです。
『沖縄市多目的アリーナ』施設の特徴は?
沖縄市多目的アリーナ「スポーツ興行時のイメージ画像」「沖縄市ホームページ(仮称)沖縄市多目的アリーナ施設等整備全体計画調査業務報告書」より引用
ここまで『沖縄市多目的アリーナ』の規模や場所、駐車可能台数などをご紹介してきましたが、ここでは新アリーナの特徴やコンセプトをご紹介しています。
沖縄市多目的アリーナは「沖縄の中心から世界に羽ばたく、熱気と興奮をみんなで創りあげるアリーナ」というコンセプトで建設されているようです。
【多世代・国際交流を行える環境】を目指して、建設が進められています。
施設の特徴としては、以下のようなものがあります。
- 市民と基地内外の方が利用しやすく、交流の拠点となる。
- スポーツ興行やコンサートなどのイベントに利用しやすく、地域振興の拠点となる。
- 災害時に災害活動拠点施設、避難施設として機能する。
これまでに沖縄にはなかった”アリーナ”という施設ですが、バスケットボールの国アメリカでは「スマートアリーナ」と呼ばれるスマホなどの機器と連動し、観戦中の席まで飲食物を運んできてくれる等のサービスがあるアリーナもあるそうです。
嘉手納基地がすぐ近くあって、アメリカ文化が根付いている沖縄市に先進的なアリーナができるのは、必然的だったのかもしれませんね。
また「ユニバーサルデザイン」を積極的に取り入れている会場のようで「すべての人が快適に利用できる施設」を目指しているアリーナです。
avex(エイベックス)とも業務提携し、「観せる」アリーナ運営の実現を目指す
2019年7月10日に「琉球ゴールデンキングス」と「エイベックス」が業務提携することが発表されました。
これにより『沖縄市多目的アリーナ』完成後は、エイベックス所属アーティストのライブイベント等が、アリーナで行われることは間違いなさそうです。
ハーフタイムショーなどにも、アーティストが登場するかもしれません!ますますキングスの試合が盛り上がりますね!!
『沖縄市多目的アリーナ』の座席はどんな感じになる?
『沖縄市多目的アリーナ』の座席「沖縄市ホームページ(仮称)沖縄市多目的アリーナ施設等整備全体計画調査業務報告書」より引用
ここでは、6階建ての『沖縄市多目的アリーナ』の現在わかっている座席をご紹介しています。
沖縄市多目的アリーナ「スポーツ興行時のイメージ画像」「沖縄市ホームページ(仮称)沖縄市多目的アリーナ施設等整備全体計画調査業務報告書」より引用
1階フロア
1階部分には「メインアリーナ(コート)」やウォームアップなどに使用される「サブアリーナ」「トレーニングルーム」などが設置されるようです。
選手のロッカールームなどもこのフロアに作られることとなりそうです。
2階フロア
2階部分には、通常の観客席の他「貴賓室」などが設置される予定で「VIP用のプレミアムシート」などもこのフロアに設置される予定のようです。
3階フロア
3階部分には「飲食ブースなどのテナント」や「車椅子の方用の席」「個室のボックスシート」などが設置される予定です。
ボックスシートは、ソファー席などでゆったり試合を観戦することができるようで、かなり快適そうでした。
4階、5階フロア
4,5階部分は基本的にすべて観客席となるようです。
最上階部分には「スカイボックス席」を配置する予定とのことでした。
地下1階フロア
地下1階部分は、おそらく機材搬入のトラックなどの為のフロアとなりそうです。
『沖縄市多目的アリーナ』まとめ
- 『沖縄市多目的アリーナ』は2020年10月に沖縄市に完成を予定している「琉球ゴールデンキングス」のホームコートとなる施設。
- 『沖縄市多目的アリーナ』の場所は、沖縄市体育館と同じく「コザ運動公園敷地内」。
- 「沖縄市体育館」の”約5倍”となる10,000人を収容できる巨大施設。
- スポーツイベントやアーティストのコンサート、地域の祭、避難施設など様々な利用が想定されている。
- 「Bリーグオールスターゲーム(2021年開催)」、「FIBAバスケットボールワールドカップ(2023年開催)」の予選会場となることが決定している。