当記事では沖縄本島の東の沖に浮かぶ小さな島。神様がたくさん存在する沖縄県の中でも特別視され、人々からは【神の島】、猫好きからは【猫の島】と呼ばれる久高島に実際訪れた感想や見所、楽しみ方等をご紹介しています。
レンタサイクルで島を一周してみましょう!
久高島とは?
久高島(くだかじま)は、琉球の始祖“アマミキヨ”が降臨した「神の島」としても名高い由緒ある周囲8キロ程の島です。
歴代の琉球国王が参詣したとされており、現在でも島には島民達の方が代々守ってきた神聖な場所がたくさんあります。
その神聖な場所はパワースポットにもなっており、それを求めて訪れる観光客の方も多いです。
場所は沖縄本島から5kmと近く、那覇空港から50分程で手軽に行くことができるのも人気の一つとなっています。
ここからは、そんな久高島が「神の島と呼ばれる理由」や「猫の島とも呼ばれている?」「みるべきスポット」「レンタサイクルでの巡り方」などを項目ごとにご紹介していきます!(各項目をクリックでジャンプできます)
久高島が神の島と呼ばれる理由
*上動画は、久高島の雰囲気がよく伝わる良動画です。
久高島が【神の島】と呼ばれる理由はたくさんあります。
なかでも有名なのは、琉球王国を創った神様『アマミキヨ』が最初に降り立ち、国造りを始めた地と伝えられていることから。
沖縄において五穀発祥の地でもあり、歴代の琉球国王も久高島参詣を欠かさなかったとのこと。琉球神話の聖地として今も昔も沖縄の人々の心の中にしっかりと存在し、崇められている島で琉球王朝時代から続く祭祀が、現在もかわらず行われています。
島全体が聖域の久高島には、他の離島とは異なる特別な雰囲気があります。
久高島は猫の島とも呼ばれている?
管理人がかなりの猫好きとあって、久高島を訪れる前にネット検索したときに
「島のいたるところに猫がいる!」
「猫の楽園!」
なんて投稿やブログが多くあったのでかなり期待していたのですが、島一周ぐるっとまわって見つけられた猫は4匹だけでした。
その内、触れ合えたのは2匹。暑すぎてみんな木陰に隠れていたのか、実際に猫が減ってしまったのかは不明です。[*2017/7/9現在]
久高島の見るべきスポット
久高島は島全体が聖域になっており、拝所や祭祀場が点在しています。
ここでは、その中でも特に見ておきたいオススメスポットご紹介します。
ロマンスロード
ロマンスロードは、舗装されていてレンタサイクルで走りやすく景色が楽しめる道です。
なぜロマンスなのかは不明。私は久々の自転車で汗だくで、ロマンスを感じる余裕は全くありませんでした(笑)
途中に休憩できる東屋とベンチあり。道中、綺麗なテッポウユリなども咲いていました。
フボーウタキ
フボーウタキは、琉球開びゃく神話にも登場する琉球7大御嶽(うたき)の1つ。
もともと男子禁制でしたが、現在は女性も立入禁止となっており、立ち入ることができるのは神女だけです。
久高島の中で一番の聖地とされている、とても大切な場所です。
ハビャーン(カベール岬)
ハビャーン(カベール岬)は島の北東の端に位置する、琉球を創った神様アマミキヨが最初に降り立ったとされている岬。
沖縄本島を一望できる絶景が楽しめます。また、岬に繋がる一本道は「神の道」とも言われています。
暑い日はここまで自転車を漕ぐとかなり疲れていて、絶景を楽しむ余裕があるかはアナタ次第。
地元民の方にとっては、最高のイカ釣りポイントとなっているそうですが、ここにある”植物”や”石”を持ち帰ることは固く禁じられていますのでご注意を。
ちなみにこの辺りにある『オキナワシャリンバイ』などの植物は、沖縄県の天然記念物にも指定されているんだそうです。
大里家・御殿庭・外間殿
「大里家・御殿庭・外間殿」は、島の行事が行われる大切な祭祀場。この内、大里家は久高島で一番古い建造物とされています。
琉球王朝時代に島のノロとして指名されていた『外間殿(ウフグイ[ふかまどぅん])』では、久高島で生まれた子供の”名付けの儀式”などが行われます。
イシキ浜
イシキ浜は、海の彼方「ニライカナイ」から来た神様の船が停泊するといわれている浜。遊泳禁止。
この浜に「ニライカナイ」五穀の種が入った壺が流れ着いたという伝説も残っており、この種子が琉球の農耕の始まりになったと言われています。
ウパーマ(星砂の浜)
ウパーマ(星砂の浜)は、お土産でよく見る星の砂がいる浜。もし、見つけても持ち帰りは厳禁。
久高島の巡り方
久高島は小さな島でフェリー到着する徳仁港から正反対に位置するカベール岬まで自転車で寄り道なしだと30分程で辿り着くことができます。
その為、島巡りにはレンタサイクルがオススメ!
レンタサイクルは港についてすぐに借りることができるお店が3店舗あります。
皆さん船を下りると一目散に坂を上って「久高船待合所」に吸い込まれていきますが、私は「たまき」でレンタルすることをオススメします。
なぜなら一番安いから!島一周まわろうと思うと2時間程レンタルすることになるのですが、ママチャリが「久高船待合所」と「さばに」は600円。「たまき」だと500円でレンタルできます。
100円あれば島をまわって疲れて帰ってきた後、港の自販機でつめたーい飲み物が買えますね!更に「たまき」は地元のおばぁが一人で営んでいて、なんだか癒されます。
「たまき」に着いたらおばぁを呼んで、お名前と2時間借りたいことを伝えてくださいね!
ちなみにお手洗い/自動販売機は集落を抜けるとなくなってしまうので出発前に「久高船待合所」で済ませておくことをおすすめします。
また「久高船待合所」にコインロッカーもあるので、必要な方はこちらでどうぞ。
オススメサイクリングルート
見学休憩込みで2時間以内のコースです。
※夏に行くときは本当に日陰が少なく熱中症の危険もあるため、水分と休憩はこまめに取りましょう!
余裕があれば、ウパーマ(星砂の浜)などのビーチでのんびりするのも贅沢で良いと思います。
久高島へのアクセス
久高島へは本島南部の南城市にある『安座真港(あざまこう)』からフェリーを使っていきます。
那覇空港から安座真港へのルート
こちらは、那覇空港から安座真港へのルートです。
バス
那覇バスターミナルから38番/志喜屋線で「あざまサンサンビーチ入口」下車。
港までは徒歩5分。運賃は780円
車
那覇空港から那覇空港自動車道で南風原北ICまで。
国道329号線を経由して国道331号線へ。所要時間は約50分。
安座真港から久高島(徳仁港)へは船で
安座真港から久高島(徳仁港)へは船で渡ります。
高速船ニューくだか
フェリーくだか
※中学生以上は大人料金で、5才までは大人1人につき1人無料です。
※フェリー・高速船あわせて1日6往復、出発時に往復切符を購入すると少々お得になります。
出発時に”フェリーくだか”の往復切符を購入して帰りは”高速船ニューくだか”の時間で帰りたい場合は90円差額を支払うと乗船可能です。
運行状況などは久高海運ホームページで確認できます。
- 久高海運ホームページはコチラ→「久高海運ホームページ」
久高島の地図
こちらは、久高島の地図です。
久高島巡りまとめ
- 久高島は、周囲8キロ程の琉球の始祖“アマミキヨ”が降臨した「神の島」としても名高い由緒ある島。
- 久高島に行く時は、沖縄の非常に大切な聖地に行くという気持ちを持って、現地の観光のルールを事前に確認!
- 夏場は熱中症に本当に注意!水筒持参でこまめに休憩、水分補給を!
- 自転車の道は悪路で狭いので、譲り合いの心、すれ違いざまの挨拶も大切に。
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