当記事では、沖縄県南部の南城市知念にある知念城跡をご紹介しています。
観光客があまり訪れない場所にある穴場的な城跡です。このページでは、知念城跡の駐車場や歴史などをまとめています。
知念城跡とは?
知念城跡は、東西に連なるクーグスク(古城)とミーグスク(新城)の2つの郭からなるお城で、1972年には国の史跡にも指定されました。
12世紀から13世紀にかけて築城されたと言われています。
東側が野面積の石垣で囲まれたクーグスク(古城)で、西側が切石積になった、ミーグスク(新城)です。
下記画像はミーグスクの特徴的なアーチ門で現在は木の柱で補強されています。
知念城跡は知念按司の居城であったとされていて、17世紀末に改築。知念番所として使われていた歴史があります。
以前ご紹介した玉城城跡と同じく、東御廻り[アガリウマーイ]という聖地巡礼の拝所のひとつでもあります。
焚字炉(フンジロー)とは?
ミーグスク(新城)のアーチ門を抜けたところに、焚字炉(フンジロー)と言う看板が置かれた場所があります。
この焚字炉(沖縄の方言でフンジロー)は文字を書いた紙を焼くための炉です。
1838年来島した冊封使林鴻年が、文字を書いた紙を敬うことを説き、設置させたのが焚字炉の始まりとのこと。
知念城跡はあまり整備されていない?
知念城跡は案内板なども少なく、あまり整備されていないようです。
その分、人が少なく自由に見ることができるのは良いですが保存環境には不安が残ります。
知念城跡は場所がわかりにくい?
知念城跡はかなりわかりにくい場所にあります。
斎場御嶽方面からですと、国道331号線を南に進み、知念城跡の看板を右折。(国道331号線沿いにある「知念」バス停のすぐ横の入り道を上がる。)
道なりに行くと、知念城跡の駐車場に到着します。
ナビの指示通りに進むと、たどり着けない可能性が高いです。
正しい道順で進めば細い道は少ないので、明らかに細い道などには入らないように注意して下さい。
知念城跡は坂がきつい?
勾配が激しいところにある知念城跡への道のりは、緩やかな坂が続いており足がパンパンになります。
道が悪いということはないですが、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
綺麗な景色も見られる
この写真には大きな電波塔のようなものが写っていますが、知念城跡からの景色はなかなか良いです。
人が少ないので、ゆっくり景色を眺めたい方におすすめです。本当に静かで時間が止まったような雰囲気があります。
知念城跡施設情報
こちらは「知念城跡」の施設情報まとめです。
知念城跡駐車場
こちらは、知念城跡の駐車場の画像です。
10-15台程停められそうなスペースが確保されていました。
知念城跡 周辺地図
こちらは「知念城跡」の周辺地図です。
知念城跡 巡りまとめ
- 知念城跡はクーグスク(古城)とミーグスク(新城)の2つの郭からなるお城。
- 東御廻り[アガリウマーイ]の拝所のひとつ。
- あまり整備されていないが、時間が止まったような雰囲気が楽しめる。
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